革新的な技法と伝統的な手法の接点から生み出される長熟なワイン | ||
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ヴォーヌ=ロマネ村に拠を置くドメーヌを、5代目となるジャックが、醸造学のディプロムを取得しエノロジストでもある息 子ジャン=ピエールとイヴとともに運営――弟のイヴは、1996年からポマールの名門ドメーヌ、ド・クルセルの醸造責任 者も務めている――する。規模も徐々に拡大し現在では11ヘクタール、4つのグラン・クリュを擁するまでになった。 ぶどうの樹齢は平均で60年以上を数え、なかでもクロ・ド・ヴージョは70年以上、ミュルジェとヴィーニュ・ロンドからなる ニュイのプルミエ・クリュで80年、ジュヴレ=シャンベルタンのシャン・シュニにいたっては100年近い超ヴィエーユ・ヴィー ニュとなっている。 上記の樹齢も大きなポイントのひとつだが、ドメーヌ最大の特徴はそのつくりにある。アルコール発酵の前にMPF―― マセラシオン・プレフェルマンテール・ア・フロワ、日本語訳は低温浸漬。1週間弱、摂氏10度以下の低温状態のぶどう 果汁に果皮と果梗を漬け込み、色素、構成要素の十二分な抽出を図る――をおこなうことにある。これはレバノン生ま れの、醸造コンサルタントであると同時に農業学者の肩書きをもつギィ・アカとのコラボレーションからあみだした技法。 アカは1970年代半ばコート=ドールの外れにラボを構え、40を数えるドメーヌにアドヴァイスをおこない、1980年代を通 じて多くのブルゴーニュのつくり手に影響を与えた人物。アカというと、このつくりの面だけで語られることが多いが、主 張は、申し分ないテロワールに、健康なぶどう樹、そこから完熟した果実を得る、といういたってシンプルなもの。 畑においては、ぶどうそのものの生理学的熟成を目指し、植え付けもヘクタールあたり1万本以上の密植。と言ってもこ とは簡単ではなく、南仏のような暑い産地においては密植の度合いは弱く、寒冷な地では強い密植が望ましいと説き、 コート=ドールでは1万2500本が理想と提唱するなど、つくり以外、ことに栽培の面において、検証から得られたさまざま なデータ、技法をドメーヌに提供した―現在アカはブルゴーニュを離れ、今最も熱い産地ロワール地方で活動している。 ドメーヌでは1977年からアカのコンサルを受け――現在でもその基本的な手法に変化はないが、1990年代の初めから 直接の指導は受けていない――、ワインを生んできた。ヘクタールあたり平均で30ヘクトリットル前後と収量を抑えたぶ どうは、除梗は一切おこなわず、加えて破砕もせずにMPFの後、摂氏30度をピークに3週間以上かけてのアルコール発 酵となるが、その際ピジャージュは十分におこなう。 新樽の割合は5分の1から4分の1で、アペラシオン、ヴィンテージで異なるが、18ヵ月から22ヵ月間の樽熟成。そしてコラ ージュ、フィルトラシヨンともになしで瓶詰め。また、畑においてもこまめな手入れを欠かさず、植え替えの際クローンは 用いず、セレクシヨン・マサルでおこなうなど、つくりとは逆に昔ながらのやり方を踏襲する。 生み出されるワインの色調はアペラシオンとヴィンテージによって異なり、深みのあるもの――必ずしもグラン・クリュの ほうが濃いとは限らない――から、ガーネット様までヴァラエティーに富み、それにピノ・ノワール種独特の赤系の果実 にスパイス、フュメな風味が合わさり、心地よい複雑さがグラスから立ち上る。味わいは、とがってはいないもののタンニ ンも感じられるしっかりとした構成のうまみあるもの。熟成も問題はなく、20年以上を経ても瓦解するようなことはなく、 優雅なバランスを備えた古酒に変貌する。 (LUC生産者情報より) |
J.Confuron CotetidotVosne Romanee [2002]750mlヴォーヌ・ロマネ[2002]750mlJ.コンフュロン・コトティドJ.Confuron Cotetidot|ワインとお宿 千歳
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J.Confuron CotetidotVosne Romanee [2002]750mlヴォーヌ・ロマネ[2002]750mlJ.コンフュロン・コトティドJ.Confuron Cotetidot|ワインとお宿 千歳赤ワイン
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アルド・コンテルノ、バローロ・ブッシア 2016 D.O.C.G(赤) 750ml|田中屋さんどっと混む